性と欲望と依存症 うさぎや便り 

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縁が切れるとすぐに悪口を言う人間がいる。

自分の思い通りや期待通りにいかないと、

心の奥にある不徳が浮かび上がる。

人間は生きている間に多くの出会いや別れがある。

徳ある人間はそれに囚われず、

当たり前と思い、出会いや別れに感謝をする。

しかし、徳が不足していると、出会いには喜び、

別れには文句や苦情、最悪は怨みに変わる。

別れに文句や愚痴を言う人間は、自分の都合を優先し、

その時に受けた恩を忘れ、他人に悪口を言うようになる。

それを聞いた人間の徳性もその時点で分かる。

徳性が低いと同じようにその悪口を吹聴する。

徳性が高いとその悪口を聞き流し、言った人間を憐れむ。

人間に出会いや別れを付きもの、

どのような状況でも決して

縁が有った人間の悪口を言ってはならない。


【感謝して生きていく】
 

人に迷惑をかけたくない

迷惑をかけずに生きる

というのは一面では正しいと思います。

しかし、だんだん疲れてくるのに気づきます。

なぜなら、人は他のものに迷惑をかけない

ということなどありえないからです。

とするならば、

迷惑をかけている存在なのだから

その自分を支えてくれている

まわりのすべてのもに感謝して

生きていくことの方がいいのかもしれません。



【 負けるもんか。】

 
がんばっていれば、いつか報われる。

持ち続ければ、夢はかなう。

そんなのは幻想だ。
 
たいてい、努力は報われない。

たいてい、正義は勝てやしない。

たいてい、夢はかなわない。
 
そんなこと、

現実の世の中ではよくあることだ。
 
けれど、それがどうした?!

スタートはそこからだ。
 
自分の人生を生きることは失敗が99%。

新しいことをやれば、

必ずしくじる。腹が立つ。
 
だから寝る時間、

食う時間を惜しんで、何度でもやる。
 
さあ、昨日までの自分を超えろ。

周りに人に何と言われようと

絶対自分に負けるもんか。
 

 

 
このコトバに幾度となく

勇気づけられ、救われてきました。
 
このコトバを胸に刻み込んで

これまで以上に

勢いよく飛び出してやろうと思います。
 
誰もついて来られないぐらいに。。

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二重洗脳

 
二重洗脳とは一言で言うと、「報酬とそれを失う恐怖による洗脳」です。

  
それらを強める要因は色々あるのですが、

一つの大きな理由として

「短期のプラス効果が長期ではマイナスである事を隠している状態」が挙げられます。
  
例えばお酒を飲めば短期的には良い効果ばかり得られます。

しかし長期的に見ると「マイナスにしかならない」そうです。

ここでお酒の効果をおさらいしてみます。
  
酒の短期効果

 
・ドーパミンの分泌(快楽)
・リラックスできる
・言いにくいことが言える
・悩みを忘れられる
・よく眠れる

  
酒の長期効果

 
・睡眠時の後半における質が低下(寝起きが悪くなる)
・理性を司る前頭前野の機能低下
・ドパミン受容体の減少(慢性的なイライラ・無気力)
・悩み自体が消えたわけじゃないので不安が増す
・酒なしでいる状態が恐ろしくなる

  
と、こんな感じです。

こういった事がほぼ全ての依存に当てはまるという説です。

ゲームやネットの依存はほとんどドパミン関係だと思います。

  
快楽を数値化してみると、例えば平常時の気分を50とすると、

酒やタバコで70にも80にも上がります。

しかしそれでも摂取し続けると平常時が40や30のままでキープされてしまうのです。

そして酒やタバコを摂取しても50か60にしかならず、

慢性的な欲求不満状態に陥るというわけです。
 

これはドーパミンや血糖値のメカニズムと完全に同じです。

ドーパミンは分泌しすぎると脳によって自動的に抑えられます。

血糖値の高いもの(白米・小麦粉・砂糖)を食べると、

血糖値が上がった後インシュリンが分泌されて低血糖状態になります。

これには抑うつが伴います。
  
上がれば必ず下がるというわけです。とっても単純です。
   
ゲームやネットはプロセス依存と呼ばれていますが、同じ事だそうです。

ケータイも掲示板にレスがついてるとか、

日記にコメントが付いてるだとかでドーパミンが上昇し、

それに依存すると日常が慢性的なイライラになってくるのです。
  
恋愛もプロセス依存ですが、麻薬も恋愛も脳の同じ場所が活動しており、

同じだと科学者は主張します。
  
この総括として失楽園仮説が出てきます。

快楽を求めて何かに依存する事全てが楽園を失う事だというのです。

これを磯村氏はアダムとイヴが知恵の実を食べた事になぞらえています。
  
知識なんて無ければ人は幸福だったのに、

物事を考えるようになって、幸せを逃すようになったわけです。

それと同じで快楽に依存する事自体が日常の幸福を逃す理由だというのです。
  
何もしなければ幸福だったのに、わざわざ依存行為で不幸にしているということです。
  
タバコを吸う人はイライラにはじまり、タバコでそれを抑える事ができると思っています。
  
しかし「人間は元々タバコを吸わなければイライラする生物ではない」のです。
  
では何故最初にタバコを求めるようになったのかというと、

それは「タバコが日常自分に襲いかかるイライラを紛らわせてくれたから」です。
  
単純においしかったから、というのもありますが、

それだけでは依存にはならないと思います。
  
快楽とそれにすがりつく心が伴って、はじめて依存になるのではないでしょうか。
  
依存者はあらゆるイライラをその依存行為で解決しようとします。

でもそれは根本的な解決にならず、「慢性的なイライラ」という新たな問題を作るだけです。
  
依存していない人は嫌な事があっても何かに逃避しません。

だから周りから何か言われて傷つくといった事はありますが、

日常を生きているだけでイライラするという事はありえません。

逆に言えば何もない日常が苦痛なら、それは何かに依存していることを教えてくれています。
  
これは振り子みたいなものですね。

片方(快楽)に振れておいて、もう片方(苦痛)に振れたくないというのは

物理法則に反するということになります。

このようにしてすべての出来事はバランスが取られています。
   
 
性と欲望と依存症

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長い休みのはじまり
沸騰する夏の時間がリセットされる
仕事も休んで
悩むことから自由になって
手に入れられるミライがある
夏休みが教えてくれたこと
カブトムシよりクワガタムシが好きだった
理由はわからない
だれとだれとが手をつないでいても
そんなこと関係ない
だって
汗くさい男たちが酔っ払う夏の裏路地で
死んだ虫みたいに
匂いをはなつ動かない石ころだよ、夏は
ハイボールを下さい
それでいいんじゃないか
三角関係を書きつないできた
この上等な百年を生きたんだから
漱石を
夏の絵日記のなかでトレースする
あるいは
売れる本を作るための市民講座で
ひとは思わず人類と
口に出してしまう
悔しくて
でも梅酒は美味しい
フランスの梅のリキュールを飲んだ女が
バーのカウンターに沈んでいく
今夜はこのあたりで停泊するのだろう
ぼくには梅が、海とも読めてきて
大学通りが海になって
のら猫たちが錨を探しはじめている
今夜はパンも食べ過ぎた
いろんな話に夢中になって
道草なんだ人生は
長い休みのはじまり
沸騰する夏の時間がリセットされる
でも、好きだよ
好きだよ

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うだるような暑さの七月もあっというまに通りすぎていく。

大人の夏休みは、まだ始まらないかもしれないけど、

詩のなかに

夏休みを呼び込んでみました。

夢見るように、夏に沈んで行きたい。



 
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